【おすすめ】ブランド腕時計を扱う並行輸入店
各店とも、ブランド腕時計が安いと口コミで評判のお店です。安いということは定価販売ではないので、並行輸入店ということになります。ショップの保証や並行輸入に関しては後述。並行輸入店リストには、中古メインのショップもあります。
大抵のショップが、ロレックス、カルティエ、オメガ、シャネル、IWC、タグ・ホイヤー、ブルガリ、パネライ、ハミルトン、フランクミュラー、ジャガールクルト等、世界の高級腕時計を取り揃えています。世界三大時計メーカーのパテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲの高額モデルを取り扱っているところも少なくありません。
並行輸入店リスト
ショップ名 | 保証期間 | 売れ筋価格 | その他サービス&備考 |
---|---|---|---|
ブルーク | 基本1~2年間。レビュー投稿で期間を8年に | 20万円未満が売れ筋 | 全国一律で送料無料。トラストマーク認定店舗。楽天・Yahoo!受賞あり。 |
ジャックロード | 新品3年、中古・アンティーク1年 | 100万円以上が売れ筋 | メンズ専門店。サイズ調整が無料、代引手数料が無料、送料無料、無料ギフトラッピング。楽天・Yahoo!受賞多し。 |
ベティーロード | 新品3年、中古・アンティーク1年 | 30万円以上が売れ筋 | レディース専門店。ジャックロードの姉妹店。中古の即返品可能。サイズ調整が無料、代引手数料が無料、送料無料、無料ギフトラッピング。楽天・Yahoo!受賞歴あり。 |
宝石広場 | ロレックスが3年、ロレックス以外は大抵2年。中古時計・アンティークは、10万円未満が半年、10万円以上が1年 | 100万円前後が売れ筋 | 送料・代引き手数料・ラッピングが無料、ブレス調整は何度でも無料 |
かめ吉 | 10万円以下の新品が1年間、それ以外は3年間。中古はロレックスが3年間、それ以外は1年間 | 30万円以上が売れ筋 | オーバーホールの基本料金は永久半額。全国送料無料、和風ラッピング無料、代引手数料無料。 |
GMT 時計専門店 | 新品の保証期間はロレックスが5年間、それ以外は2年間。中古は、1990年以降のロレックスが3年、それ以外は10万円以上が1年、10万円未満が半年 | 100万円以上が売れ筋 | サイズ調整、ラッピング無料、送料が無料。「プライバシーマーク」を取得している東証1部上場企業。 |
ロデオドライブ | 中古・未使用なら1年間 | 40万円以上が売れ筋 | 1,000円で修理が可能なオリジナル時計補償サービス。全国質屋ブランド品協会(ATF)認定店 |
RASIN | アンティークが6ヵ月、中古が1年、新品・未使用が2年 | 50万円以上が売れ筋 | 送料・代引手数料は、全国一律無料 |
エバンス | 商品ページで1年、2年といった感じで書かれています | 50万円前後が売れ筋 | ラッピング・送料・代引手数料が無料 |
腕時計のななぷれ | 並行輸入品の保証は基本1年、中には2年間。レビュー投稿で、保証期間延長 | 10万円未満が売れ筋 | クレジットカード使用可能。楽天・Yahoo!受賞多し。 |
銀蔵 | - | 10万円台が売れ筋 | 送料は全国一律0円。日本流通自主管理協会(AACD)加盟店 |
※ このデータは2018年のページ作成時のものです。クレジットカードの使用はネットではNGでも、実店舗ではOKのところもあります。ショップレビューの平均点数で見比べたい方には、「ブランド腕時計の並行輸入店|有名店リスト」というページが参考になるかも。
国内正規品と海外正規品の価格差が把握しやすいように、国産ブランドの逆輸入品を扱っている「加藤時計店」「ジュエリータイム ムラタ」と、カシオの通販サイト「e-casio」を紹介します。「e-casio」も、モニター販売だと安いですけど。
並行輸入品は、なぜ安いのか
ブランド品は国によって定価が異なります。それは国によって宣伝活動やアフターサービス等のコストが違うので、直営店・正規代理店の利益を含んだものとして設定する必要があるからです。
日本のような国が、宣伝活動費や店舗の利益を計算に入れた場合、他国に比べて高い定価設定にしなくてはなりません。国内直営店・正規代理店は、この価格で販売することが基本的には義務付けられていますので、なかなか安売りすることもできません。
ですので、日本よりも定価が低く設定されている国に行けば、同じブランド品でも安く購入することができます。こうして国内に輸入することを並行輸入と言います。並行輸入品には定価販売の規制はありませんので、並行輸入店は国内正規店よりも安く販売することができます。
並行輸入品の仕入れ先は、海外の正規代理店や直営店といったところが多いので、商品は偽物ではなくて本物になります。ただ、並行輸入品は海外向けの商品ですので、説明書などが日本語に対応していないことがあります。ブランドの公式サイトに、日本語で説明が載っていることがありますので、内容を知りたい方は公式サイトをご確認ください。
また、並行輸入品の保証は購入店の保証であって、時計を作っているメーカーの保証ではありません。とはいえ、並行輸入店からメーカーへオーバーホールに出すケースも珍しくないので、そこまで気にする必要はないかと思います。一部メーカーを除き、有償での修理なら国内の正規店でも受け付けてくれますし。
こういった状況になっていますので、定価を設定しているメーカーとしては、並行輸入店潰しを考えているという話も聞きます。一方で「修理はメーカーに出してください」と並行輸入店に依頼する有名スイスメーカーもあります。結果だけ見れば、自社のブランドが売れていることには変わりありませんので、微妙な関係は続いていくものと思われます。
USAモデル、US仕様って何?
ゴルフ用品の場合、並行輸入品は「海外モデル」「海外仕様」や「USAモデル」「US仕様」といった書かれ方をします。他のブランド品同様、並行輸入品も本物ですが、海外の人に合わせてなのか、全般的にシャフトが長めで硬かったり、重かったりすると言われています。メーカーにもよると思うので、一般論になります。
5行でわかる並行輸入
- ブランド品は国によって定価が違う
- 定価が安い国で仕入れて輸入
- 国内正規店よりも安く販売できる
- 並行輸入品の保証は購入店の保証
- 海外向けの商品なので説明書は外国語
ディフュージョンブランドについて
ディフュージョンブランドとは、「クロエで言うところの、シーバイクロエ」の関係。そのブランドを普及させるためのブランドということになります。時計でいうなら、ロレックスとチュードルの関係が当てはまります。チュードルは日本に正規店がないので、購入するなら並行輸入店のみでした。過去形なのは、2018年に「チューダー」と名称を改め、正規進出を果たしたからです。
イギリスで販売不振だったロレックスが、価格を抑えた時計を製作したのがチュードルの始まりです。とにかく、イギリス人に好かれようと、イギリス王家チューダー家からチュードルと名づけ、トレードマークもチューダー家と同じ薔薇を用いました。今でこそ、文字盤は盾のマークになっていますが、当時は薔薇が描かれていました。「薔薇チュー」で検索すると、アンティークのチュードルが出てくることでしょう。ジャックロード、ベティーロードで、現物を見たことがあります。
ブランド腕時計の修理について
保証期間内は購入店に頼むのが安上がりですが、期間が過ぎれば有料での修理になりますので、修理業者や正規店経由で製造メーカーに頼んでもいいでしょう。
ただし、製造メーカーによって方針は異なります。並行輸入品だと割高にする社歴捏造疑惑のあるブランドや、まったく受け付けていない壊れやすくて有名なブランドもあります。「カスタムリダンをしているから」といった理由がなくてもです。
修理業者によって、受け付けていないブランドがあったりしますが、「白金堂」は修理対象のブランドが多かったはず。専門業者以外では、「時計修理BRAINの和田さん」のような個人の方もいらっしゃいます。
腕時計を取り扱う並行輸入店の多くは、保証期間後も修理を受け付けていますが、有料になるなら修理業者に直接 依頼した方が早いですし、安くなると思います。
あなたが時計の購入店に修理を依頼し、そこから修理業者やメーカーに依頼。修理を終えた時計が、購入店を経由して、あなたの元に返ってくる。その流れを考えると、修理業者と直接やり取りをした方が早く、購入店から手数料を取られないので安い。そういう話になります。
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素材欄にある18Kって? pt1000とは?
例えば、銀の含有率925パーミル(92.5パーセント)の銀をスターリングシルバー(sterling silver)と言いますが、これは製品強度を上げるための金属が75パーミル(主に銅。他アルミニウム少々)が入っている銀合金になります。
銀100%で製作してしまうと、アクセサリーとして柔らかすぎるので、他の金属を混ぜているのです。sterlingとは「本物」や「信頼できる」という意味があり、イギリスにおける銀貨の法定純度に由来します。
なので、スターリングシルバー製の1ポンド銀貨は1スターリングとも呼ばれています。アクセサリー用の貴金属の品位区分を決めているISO9202とJIS H6309 は、925を銀の品位区分の一つにあげていますので、偽物ではなく間違いなく銀になります。
同様に18K(18金)も合金になります。Kは「Karat」のKで、金の装飾品や万年筆のペン先の純度表示に使われています。なお、宝石の重量を表すカラットのスペルは「carat」です。
合金にする理由は銀と同じですが、1Kは約4.17%の純金を意味していますので、24Kで99.99%純金ということになります。ちなみに18Kは純金75%に純銀・純銅を混ぜ合わせたもので、その比率によってイエローゴールド、ピンクゴールドなど、種類が変わります。
プラチナは「pt1000」でプラチナ100%を意味しますが、純度の限界は99.95%です。もちろん、純度が上がるほど強度が下がりますので、日常生活で使うならpt900くらいがちょうどよい気もします。